2度の上場を含む、経営者としての経験の中で強く感じたことは、まず、「事業構造の重要性」でした。
消費者ニーズ、市場の成長性、収益性、ライバルの動向など、多岐に渡る項目を精査しながら、果たしてどこが一番儲かるのか。
そして、再現性が高く、長期間継続させることができるビジネスモデルになるのかを徹底的に検討しました。
ここに曖昧さがあると、結局は儲かるビジネスにならないのです。
次に重要なのは「組織を強くしていくこと」でした。
数億円レベルの売上なら、努力次第では一人でもつくれます。
しかし、それ以上となると組織として動いていくことが必須となります。
さらに、ただ組織化すればよいとうものではありません。
本当に大切なのは、組織が能動的に学び、自ら問題を解決していく文化をつくれるかどうかなのです。
これが実現できなければ成長する企業をつくることは難しいと言わざるを得ないでしょう。
このような経験の中から、成長する組織に不可欠な要素を抽出し、それを体系化したものが、
私が推奨する「組織学習経営」です。
組織学習経営とは、「事業構造」「売上」「商品」「組織」の4つの観点からなる、
自ら課題を発見し、解決策を考えて、実行して行く、「学びで組織を成長させるメッソド」です。